借地権付き物件を「売る」「貸す」時の注意点|地主との交渉と売却の難易度を徹底解説|大樹不動産株式会社(葛飾区・江戸川区)

はじめに

こんにちは。一般社団法人インターネット広告協会の一員として、地域企業様の信頼を記事で発信しております。

近年、葛飾区・江戸川区を中心に「借地権付き物件を売りたい」「借地の更新をどうしたらいいのか」といった相談が増えています。
一戸建てやアパートを所有していても、土地の権利が“借地”の場合、通常の売買とは異なる注意点が存在します。

今回は、地域密着の【大樹不動産株式会社】の知見をもとに、
「借地権付き物件を売る・貸すときのポイント」「地主との交渉の進め方」「売却が難しい理由」についてわかりやすく解説します。


借地権付き物件とは?

「借地権」と「所有権」の違い

まず前提として、土地の権利には大きく分けて2種類あります。

種類内容
所有権土地・建物どちらも自分のものとして自由に売買できる権利
借地権地主(所有者)から土地を借りて建物を所有・利用する権利

借地権付き物件とは、「建物は自分のものだが、土地は借りている」状態を指します。
東京都内では、特に下町エリア(葛飾区・江戸川区など)に借地権付き物件が多く存在しています。


借地権付き物件を「売る」場合の注意点

1. 地主の承諾が必須

借地権付きの家を第三者に売却する場合、地主の承諾が必要になります。
これは借地借家法によって定められており、地主に無断で売却すると契約違反になる可能性があります。

地主の承諾を得るためには、「譲渡承諾料(名義変更料)」を支払うケースが一般的です。
金額の目安は土地価格の5〜10%程度といわれていますが、地域や契約内容によって異なります。

💡ポイント:事前に地主との関係を良好に保ち、交渉をスムーズに進めることが大切です。


2. 売却価格が所有権物件より低くなる

借地権付き物件は、土地の権利が自分にないため、市場価値が低く評価される傾向にあります。
一般的には、所有権物件の6〜8割程度が相場です。

また、買い手側も「借地」という条件に慎重になるため、購入希望者が限られるという課題もあります。


3. 売却をスムーズに進めるためのコツ

  • 借地契約書を確認:期間・更新料・譲渡承諾料などを把握
  • 地主に早めに相談:売却の意思を伝え、承諾条件を明確化
  • 専門家に依頼:借地取引に詳しい不動産会社に仲介を依頼

大樹不動産株式会社】では、葛飾・江戸川エリアで多くの借地権付き物件を取り扱っており、地主との交渉も含めたサポートを提供しています。


借地権付き物件を「貸す」場合の注意点

1. 地主の承諾が必要(転貸禁止条項)

借地契約の多くには「転貸禁止条項」が含まれています。
つまり、地主の許可なしに他人へ貸すことはできません。

もし承諾なしで賃貸に出した場合、契約違反とみなされ、最悪の場合は契約解除になる恐れもあります。


2. 契約書に明記された条件を再確認

借地契約書の内容によっては、更新料や転貸料などが発生するケースもあります。
また、契約期間が残り少ない場合、貸し出す期間を制限されることもあります。

📝チェックポイント

  • 契約更新時期
  • 承諾料の有無
  • 転貸の可否条項

3. 空き家管理としての“賃貸化”も選択肢に

空き家を放置すると、固定資産税の負担や近隣トラブルの原因になります。
借地権付き物件でも、地主の承諾を得た上で「短期賃貸」「定期借家契約」として活用することで、
資産を維持しながら有効利用することが可能です。


借地権付き物件の「売却が難しい」と言われる理由

理由①:地主との関係性が重視される

借地は「地主との信頼関係」に基づいて成り立ちます。
そのため、地主が譲渡や貸出に難色を示す場合、手続きが長期化することがあります。

理由②:買い手の融資ハードルが高い

金融機関によっては、借地権物件への住宅ローン審査が厳しく、融資が下りないケースも。
結果として、現金購入に限られる場合があり、買い手が少なくなりがちです。

理由③:専門知識が必要

売却には「譲渡承諾料」「地代」「更新料」「底地権」など、専門用語や法律知識が必要です。
一般的な不動産会社では対応が難しい場合もあるため、借地に強い会社を選ぶことが重要です。


借地権付き物件を売る・貸すときのベストパートナーとは

地域に根ざした交渉力がカギ

葛飾区・江戸川区エリアは、昔ながらの地主さんとの関係が今も続く地域。
大樹不動産株式会社】は、地域特性と地主事情に精通しており、双方にとって納得できる交渉を実現します。

借地・底地の売買実績が豊富

  • 借地権付き一戸建ての売却
  • 地主への譲渡交渉代行
  • 底地と借地の同時売買(同時譲渡)

こうした複雑なケースにも柔軟に対応できる体制が整っています。


まとめ|借地権物件の取引は「専門知識+信頼関係」が重要

借地権付き物件を売る・貸す場合、

  • 地主の承諾
  • 契約条件の確認
  • 市場価値の把握
    といった複数の要素をクリアにする必要があります。

そのためには、借地取引に精通した不動産会社のサポートが欠かせません。

大樹不動産株式会社】では、葛飾区・江戸川区を中心に、地域の地主様との信頼関係を活かした交渉や、借地・底地の一括相談を承っています。

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